命を守るために知っておいてください❗️「犬嫌いは犬好きが作っている」の意味とは❓


みなさんは上に書いた言葉を目にしたり、耳にした事はあるでしょうか?

一見、
「どういう意味だろう?」と疑問に思ってしまう言葉だとは思いますが、
とても重要な内容が含まれています。

近年、農薬などの毒をワンちゃんやネコちゃんの食べそうな物(ウインナーなど)に仕込んで、草むらなどに撒き、それを食べてしまった動物たちが死んでしまう、という惨忍な事件が起きています。

不用意に生き物の命を奪ってしまうことは、惨忍かつ許しがたい行為です。

ご自身のワンちゃんの命を守るためにまず出来ることといえば、
どんな物が落ちていても、
ワンちゃんが拾い食いをしないように、
しつけをしていくことだと思います。

(猫ちゃんの飼い主さんの場合、猫ちゃんを外に出さない飼い方をすることが大切だと思います。
交通事故などの惨事も防ぐことができます)

そして見落としがちなのは、

ワンちゃんに関わる生活全般において、
客観的に他の人の目線になり、
他人に迷惑をかけない行動をしていかないといけない

ということです。

動物に対して危害を加えてくる人は、
何かしらの「動物に対するネガティブな思い」があることによって、動物を危険にさらす行為をしているのだと思います。

当然の話ですが、
動物が好きな人は、
自分の好きな動物に対して、その動物が苦しんだりかわいそうな状況を
好んで作るとは思えません。

言い換えれば、ワンちゃんをはじめ、
動物にポジティブな経験や思いがあれば、
動物を苦しみに陥れるようなことはしないはずだと思います。

そこで動物嫌いな人はどうして動物を嫌いになったのかと聞くと、

「道ばたなど、あたりかまわず排泄をして、汚い、臭い」
「外で犬のブラッシングをして、抜け毛が飛んでくる」
「犬の吠え声がうるさい」
「子どもの頃に咬まれたり、飛びかかられて倒されてしまったから」

などの理由が聞かれます。

本人が直接こういった経験をしていなくても、
家族や友人がそのような話をしていたら、
影響されて動物嫌いになる場合もあります。

動物が好きな人は、
「少しくらいなら、排泄やブラッシングの抜け毛は大したことない」
「犬なんだから吠えるのは当たり前」
「咬みついたりとびかかられるのは、不用意に愛犬に近づいたり触ったりしてきたからだ」
と思ってしまう方もいるようです。


しかし本当にそうでしょうか❓❓

人によっては、動物が不適切な場所に排泄
(オシッコは流しても、匂いは残ります)をすることは、
人間がそこら中にオシッコやウンチをしているのと同じ感覚かもしれません。

犬アレルギーなど、動物のアレルギーの人からは、抜け毛を敬遠されることは当然です。

吠え声も、
もし赤ちゃんや夜勤明けの方がいたら、と考えると、夜でなくても迷惑になることは想像できます。

そういった場合でなくてもワンちゃんの鳴き声を騒音に感じる方は、
飼い主さんが思っているより
多くいらっしゃいます。

犬がとびつくことは、小型犬であっても外で
あれば少量でも土が付く可能性がありますし、
爪が引っかかって服が傷むこともあります。
足を踏ん張ることのできないお年寄りや小さな子どもは、ちょっとした力でもとびつかれたら、倒れてしまうかもしれません。

ワンちゃんの心理の面でも、ワンちゃんが人が許可していないのに体に手を掛ける、ということは、「自分の方が立場が上になれる可能性がある」と思っている行為になるので、しつけの面でも直していく必要があります。
(犬の社会では、下の立場の犬が目上の犬に対して手を掛けたり、上に覆いかぶさることは絶対にしません)

そして、どんな状況でも ワンちゃんが人(または他のワンちゃん)を咬む、ということは絶対にないように
教育・しつけをしていかなくてはいけません。

もしワンちゃんが他の人を咬んだ場合、
過失傷害罪に問われることもあります。
また、他のワンちゃんを傷付けた、
よその車に手をかけてキズを付けてしまった、
という場合にも、損害賠償の責任を負うと
民法第718条には書かれています。

この様に、ワンちゃんを飼っている人からすると「このくらいなら大丈夫だろう」と思いがちなことでも、迷惑をかけてしまう人たちがいるということを想像していただき、
生活・行動をしていかなければならないと思います。

冒頭に述べた「犬好きな人が犬嫌いな人を作る」ことがないよう、
そして人間も動物も安全で快適な生活が送れるよう、
小さなことでも色んな人の立場になり、
想像力を働かせて、
素晴らしい犬という動物を飼う一員として、
恥ずかしくない考え方、生活の仕方をしていただきたいと思います。

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